最新動向(IR関連ニュース)

OECD、投資家のESGファクター統合に関する調査レポートを発行

SMBC日興証券グループの日興リサーチでは、2017年6月、OECDの「Investment governance and the integration of environmental,social and governance factors」を詳報しています。同リサーチによれば、本レポートでは、機関投資家がESG投資を躊躇する、ないしはESG投資の拡がりを抑制している点に言及しているのは興味深いと言えましょう。現時点においては、まだまだ、機関投資家の中でのESG投資が入口であることや、ESG投資なんて必要がないという投資家もいます。またもう一つの実務的な点として、企業の情報開示が自発的開示であることから、投資家が比較できない点があるとしています。ESG投資と受託者責任は矛盾しないという機関投資家の中では認識がなされつつあるようで、ESGファクターは長期投資家中で、活用がますますされていくに違いないともしていますが、やはり普及するためには投資家の負担にならないように留意すべきだともあり、この指摘は日本の投資家においても同様でありましょう。研究成果についても紹介があり、ESGパフォーマンスが良いことは、資本コスト・負債コストを低下させるといった、日本企業のIR部門でも、ESGに取り組む意義が示されていると言えましょう。こうしたレポートからも機関投資家はESGインテグレーションに積極的に取り組み始めているものの、現時点では過度期であり、投資家にとってのESGの取扱いが急速に進む可能性に言及していると言えましょう。

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