役割と提供価値 #4 和文校正者

編集部(和文)は、統合報告書をはじめとする和文の制作物の校正・校閲業務を専任で行っています。誤字・脱字、表記揺れはもちろん、制作物内の内容・データの整合性、表現の適切性、記載事実の正確性・妥当性まで、あらゆる面を確認します。校正・校閲では記載されている内容だけでなく、自分の知識・常識に至るまで全てを疑いながら、客観的事実に基づく誤りのない、より読みやすい文章とすることを目指しています。

制作物内の表記揺れについては、辞書や広く用いられている用字用語用のハンドブックなどを参照しながら、表記の統一や訂正の提案を行うことを原則としています。一方で、画一的な統一を行うだけでなく、お客さまの過去の制作物や公開資料なども参照し、矛盾が生じないように上記原則以外の表記についても適宜用いるなど、柔軟性をもって対応しています。

統合報告書などに、記載される内容は多岐にわたり、扱われている情報は正確性が求められます。また、その情報量も膨大なため、校正・校閲作業の大部分を事実確認(ファクトチェック)が占めることになります。一つの誤りを見逃すことが、冊子全体の信頼性を低下させ、お客さま・読者にご迷惑をおかけすることにつながるため、時間の許す限り情報の一つひとつを公開資料や外部情報と照らし合わせながら確認しています。

文章の表現に絶対的な正解は存在せず、世間に受け入れられる日本語の表現は徐々に移り変わっていくものです。しかし、目の前の制作物に求められる表現のあり方はどうあるべきか、著者が伝えたいことは何か、読者により分かりやすく、より伝わりやすい適切な表現にするためにはどうするべきかに常に頭を悩ませ、一つひとつの表現・一字一字に向き合いながら作業を進めています。

校正・校閲を担当する編集部員は、最後の制作者であり、最初の読者であるという意識の下、お客さまの制作物に誠実に向き合うことで、校正業務を通じて企業価値デザインに貢献しています。

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