日本酸素ホールディングス株式会社│統合報告書 2023

PROJECT
日本酸素ホールディングス株式会社 統合報告書 2023

OUTLINE

日本酸素ホールディングス株式会社様は、日本、米国、欧州、アジア・オセアニアの4つの地域で30を超える国と地域をカバーする世界第4位の産業ガス、電子材料ガス、医療用ガスのサプライヤーです。また、グループ傘下のサーモス事業では、世界120カ国以上にTHERMOSブランド製品を供給しています。1910年に日本酸素合資会社として設立されて以来、革新的なガスソリューションを通じて社会的価値を創造し、産業の生産性を高め、人々の豊かで健康な暮らしとより持続可能な未来に貢献することを使命とされています。19,000名以上の従業員を擁し、それぞれが「The Gas Professionals」として、「進取と共創。ガスで未来を拓く。」という共通の目標の下、事業拡大を続けています。

POINT

「統合報告書2023」では、2022年5月に発表した中期経営計画「NS Vision 2026~Enabling the Future~」を中心に、具体的な事例を交えながら、価値創造ストーリーをわかりやすく説明することを心がけて制作しました。「産業ガス」は初見の読者にはなじみのない業態かもしれませんが、事例を効果的に組み込むことで、読者の理解促進に貢献していると考えます。

また、日本酸素ホールディングス株式会社様のグループ理念である「The Gas Professionals」を社長メッセージで力強く打ち出し、役員や従業員の生の声・企業の雰囲気を伝えるために企画した3本の対談・座談会をはじめとする一連の構成で、企業の成長・価値創造は「The Gas Professionals」である社員なしには実現しえないということを訴求しています。

2021年版からPDFのみの開示となっていますが、「統合報告書2023」で初めてA4横型の紙面構成に挑戦しました。インタラクティブ機能や、関連情報が掲載された日本酸素ホールディングス株式会社様のウェブサイトページへのジャンプリンクも設定し、読者のアクセシビリティの向上にも努めました。

日本酸素ホールディングス株式会社様の統合報告書案件における重要なポイントが、統合報告書を「企業刊行物のトップ」と位置づけ、国内外の事業会社(トップ含め)も巻き込みながら、制作を進めている点です。弊社とも執行役員の皆様を含めたファシリテーション会議を活用しながら、議論・意見交換を行い、毎年さらなる情報のアップデートに努めています。

「統合報告書2023」の撮影テーマはずばり「The Gas Professionals」。濱田CEOの撮影においても、現場の雰囲気を感じられるようなカットに挑戦しました。

Draper CFOが財務の「Professional」として執務しているイメージで撮影しました。

各セグメントのゲートページは、事業特性が伝わるような写真をコラージュしています。

プラントの基本設計からメンテナンスに至るまで、実際の事例を具体的に紹介することで、初見の読者にも日本酸素ホールディングス株式会社様のエンジニアリングの一連の流れ・提供価値がイメージしやすいページとなっています。

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