ESGアドバイザリー部 発足10周年

株式会社エッジ・インターナショナルにおいて最新のESG動向の調査・分析を担い、ESGアドバイザリーをご提供するESGアドバイザリー部は、2024年10月1日をもって発足10周年を迎えました。これもひとえに皆様のご支援、ご愛顧の賜物と存じ、心より感謝申し上げます。この節目に、ESGアドバイザリー部の発足の経緯やこれまでの歩みを振り返ります。

■発足趣旨

当社のESGアドバイザリー部は2024年10月1日で10周年を迎えました。
当社は創業以来、日本企業が海外投資家に評価されるべく、英文年次報告書(アニュアル・レポート)の制作支援を主軸に事業を展開してきました。そのような中で、世界的な金融危機を契機に長期的な企業価値を表現するツールとして統合報告書の概念が提唱され、それは当社が本来めざしていたコーポレート・レポーティングの姿との親和性が非常に高いものでした。

とりわけ、ESGは統合報告書における重要な要素のひとつであると考えていましたが、当時は、日本国内におけるESGに対する認知度はまだまだ低く、啓発活動の必要性もありました。
このような課題認識のもと、当社はESGアドバイザリーサービスを提供するとともに、資本市場関係者とのコミュニケーションやリサーチ活動を行うESG専門部署を立ち上げました。
その頃、社員数は50人に満たない会社規模でしたが、専任3人で発足させたことから、いかに経営者がESGに本気で取り組む覚悟を持っていたのかをうかがうことができます。

■これまでの歩み

2014年10月
ESGアドバイザリー部(当時の名称はESG情報開示/対話事業推進室)を発足。

2015年9月
2009年に活動を開始したESGコミュニケーション・フォーラムを発展的に解消する形で、企業価値レポーティング・ラボ(略称:Cvrl)を設立。統合報告書発行企業数をはじめとするリサーチと発信を本格的に開始。

2016年12月
『統合報告で実現する企業価値の創造』を初刊行。簡潔にトレンドをまとめた啓発用小冊子を年次で制作。

2018年5月
統合報告書のマテリアリティ開示調査を開始。調査データはIICEFとも連携。

2019年12月
ESGアドバイザリーサービスのフルラインナップでの提供を本格的に開始。

2020年6月
室から部へ昇格し、名称も「ESG情報開示/対話事業推進室」から、現在の「ESGアドバイザリー部」に変更。

2021年10月
「ESG情報開示コンサルティングサービス スターターパック」を提供開始。

2023年5月
グローバルなトレンドのリサーチ力を強化するため、英語ネイティブスタッフが参画。

2023年12月
ESGアドバイザリー部部長が執行役員に就任。

2024年4月
サステナビリティ関連専門コンサルティング会社と戦略的業務提携契約を締結するなど、パートナーと連携したESGサービスを拡充。

■今後の展望

この10年でESGに対する社会的な認知度が急速に高まり、企業による情報開示も飛躍的に向上しました。
足もとでは、米国において反ESGの動きが台頭するなど、大きな向かい風を受けていますが、地球環境の悪化や、社会の不安定さが一層深刻化しているのは事実であり、これからもESGの重要性が低くなることはないと考えています。
向かい風を跳ね返すためのキーワードは「ESGと企業価値のつながり」です。

ESGがどのように企業価値の向上に寄与するのか。企業や投資家の皆さまと共に考え、開示や対話を通じた具現化をご支援することで、ESGの意義を高め、昇華させていく。その頂へと続くロングジャーニーを弛むことなく歩み続けていきます。

■10周年ロゴの制作

ESGアドバイザリー部は10周年を迎え、周年ロゴを制作しました。

過去、そして未来も歩んでいく「道のり・軌跡」をコンセプトとしてロングジャーニーを想起させ、ESGという3本柱を表現したデザインとしました。

当ロゴは、弊社デザイナーが制作しました。

■本件に関する問い合わせ先
株式会社エッジ・インターナショナル
TEL: 03-3403-7750
E-MAIL: edge@edge-intl.co.jp

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