九州大学発スタートアップaiESGと提携~企業の開示・コミュニケーションを強化するAIサービスに参入

株式会社エッジ・インターナショナル(以下、エッジ・インターナショナル)と株式会社aiESG(以下、aiESG)は、統合報告書をはじめとする企業の開示拡充とサステナブル経営のさらなる加速に向けた支援を強化すべく、2025年10月17日、戦略的業務提携について合意いたしました。

近年、日本における統合報告書の発行社数は着実に増加し、大企業のみならず中小型企業まで裾野が広がっています。統合報告書は、単なる情報開示手段にとどまらず、その制作プロセスも企業価値向上に資する重要な経営ツールとなっています。経営そのものに統合報告書を活用し、その効果を最大化するためには、統合報告書の内容を継続的にチェックし、課題を解決していくといったPDCAサイクルの確立と運用が不可欠です。

一方、企業と投資家の対話において統合報告書を活用する動きは広がりを見せているものの、投資家から十分なフィードバックを得られない企業も少なくなく、PDCAサイクルの「Check(評価)」が十分に機能していないケースも見受けられます。
また、企業の情報開示が急速に拡大する中で、投資家側も膨大な情報を処理する必要に迫られており、AIを活用した分析が進んでいます。こうした背景を踏まえ、統合報告書の分析にAIを活用することは、企業にとっても有益な示唆を得る手段となり得ます。

九州大学の研究チームがハーバード大学など国際的に権威のある学術機関と共同開発した信頼ある企業開示・ESGデータベースと、独自に開発したAI技術を掛け合わせて、ESGやIRの面から多様で精緻な分析とコンサルティングを提供するaiESGと、統合報告書制作において数々のナショナルクライアントを支援し、企業の価値創造ストーリーを可視化・言語化する伴走型支援を提供しているエッジ・インターナショナルが連携し、統合報告書のAI分析から改善提案、実行支援に至るまで、一貫したサポートを実現します。

さらに、一般的な評価項目だけでなく、人権・生物多様性保全など、これまでの技術では手が届かなかった項目まで可視化するaiESGのAI技術は、統合報告書を起点としたサプライチェーン分析や外部環境分析など、企業のサステナビリティ戦略の高度化にも幅広く活用可能です。
今後も両社は、企業価値向上を支援すべく、革新的な取り組みを推進してまいります。

提携内容
・統合報告書のAI分析、改善支援
・AI分析を活用した、サステナビリティ戦略の高度化支援

【各社概要】
株式会社エッジ・インターナショナル
https://www.edge-intl.co.jp/
本社:東京都港区
設立:1990年12月
代表取締役社長:麻生 佳孝
事業内容:統合報告書を軸とした制作支援事業、ESGアドバイザリー事業、各種コンサルティング

株式会社aiESG
https://aiesg.co.jp/
本社:福岡県福岡市
設立:2022年7月
代表取締役:馬奈木 俊介
最高経営責任者(CEO):関 大吉
事業内容:プロダクト/サービスレベルのESG分析事業

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