飯野海運株式会社|統合報告書2025

PROJECT
飯野海運株式会社 統合報告書2025

OUTLINE
飯野海運株式会社様は、世界を舞台に主力事業であるケミカルタンカーをはじめとするタンカーやドライバルク船に強みを持つ海運業と、飯野ビルディングをはじめとして、世界でも先進的な環境性能を備えたオフィスビルの賃貸事業を展開する不動産業の2つの事業を経営しています。いずれも安全を第一に高品質なサービスを提供し、顧客企業と長期的な信頼関係を築かれています。また、脱炭素社会への対応や競争力の強化にも注力し、国内外のさまざまなパートナーとの協業を通じた新たな価値創造、次世代エネルギーのサプライチェーン構築にも挑戦しています。
統合報告書2025では、海運業・不動産業の2つの事業を展開する独自のビジネスモデル「IINO MODEL」を視覚的に理解できるように表現した上で、独自のビジョンと提供価値、経営戦略を読者に明確に伝えるレポートづくりを意識しました。


POINT
・IINO MODELの軌跡

「飯野海運は一体どんな会社なのか?」という素朴な疑問にも一目で応えられるよう、海運業・不動産業それぞれのビジュアルを印象的に用いた「IINO MODELの軌跡」を冒頭に設けました。事業内容・ビジネスモデル・成長ストーリーがイメージできるコンテンツになっています。続くページでは海運業・不動産業それぞれの営業利益推移グラフを用いています。マーケットボラティリティの高い海運業と、比較的収益が安定している不動産業を組み合わせることで、海運不況の際も安定して営業利益を積み上げてきた歴史を一目で訴求できる内容となっています。


・特集1 顧客対談「エネルギー輸送の未来」

社会全体で脱炭素に向けた次世代エネルギーへの転換が模索される中、海運業界は重要な役割を担っています。特集では、飯野海運株式会社様が提供している価値と今後果たしていく役割を伝えています。主力事業のケミカルタンカーではトップクラスの世界シェアを占めていますが、環境対応の波の中で、成長事業としてガス船事業を大きく育てる事業構造の変革を推進されています。勢いのあるガス船事業の変化を最も近くで実感されている顧客企業の事業パートナーをお招きし、対談を実施しました。
未来のエネルギー輸送はどうなるのか、その中で飯野海運株式会社様はどのような役割を担おうとしているのか。現在から未来にかけて、社会全体の脱炭素化や顧客企業の価値向上への貢献を目指す姿が具体的に伝わる特集を目指しました。

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