ロイヤルホールディングス株式会社|統合報告書2022
PROJECT
統合報告書2022
OUTLINE
ロイヤルホールディングス株式会社様はロイヤルホスト、天丼てんやなどの外食事業をはじめ、空港・高速道路や病院などで食事を提供するコントラクト事業、リッチモンドホテルなどを運営するホテル事業 、その他食品事業など幅広く事業を展開する食品企業です。1951年の創業以来、「“食”を通じて国民生活の向上に寄与すること」を目標としており、質の高い“食”と“ホスピタリティ”の提供が同社の強みです。
POINT
本プロジェクトの課題は、新型コロナウイルス感染症の拡大や食材価格の高騰などといった外食産業における外部環境が悪化する中で、ロイヤルグループとしていかに再成長していくのかを明示することでした。2022年に新たに策定された中期経営計画では、「時間や場所にとらわれない“食”と“ホスピタリティ”の提供」をビジョンに、コロナ禍などで浮き彫りになった課題をカバーし、サステナブルな成長に向けた新事業ポートフォリオへの変革が図られています。その戦略を読者にわかりやすく伝えることに焦点を当てつつ、厳しい状況下でも、これからの成長に向かって着実に施策を講じていることを発信するレポートを目指しました。トップメッセージでは、コロナ禍により見えた人流依存という課題を見直し、より筋肉質な体制への移行を図った旨を会長メッセージで示し、社長メッセージと中期経営計画ページで既存事業の収益性向上と、戦略的事業の創造を柱とする再成長戦略の要である事業ポートフォリオの変革について詳細に説明しています。今後はロイヤルグループのおもてなしが生み出す「高付加価値」と、時代や環境の変化に伴って多様化し続ける人々の食嗜好にしなやかに対応する「俊敏性」を軸に、単なる報告書ではなく、ロイヤルグループらしさを前面に強く打ち出した魅了させる報告書へと進化させていきます。