最新動向(IR関連ニュース)

独立社外取締役との対話

スチェワードシップコードやコーポレートガバナンスコードの導入以降、投資家と企業との対話が進んできている。ただ、その多くは、投資家と企業のマネジメントやIRとの対話である。今後は、投資家と独立社外取締役との対話も始められると考えられる。本稿では。それがどのような内容になるかについて考えてみたい。
まず、投資家の関心は、現在社外取締役が、実際にどのような役割を果たしているかにある。取締役会で独立社外取締役がどのような発言をして、それが、社長をはじめ他の取締役にどのように受け止められたか。さらに、その発言が、実際にどのように経営に活かされたかもチェックされるであろう。もう少し具体的な項目で言えば、社長の指名にどのように関与しているのか、また、企業が買収防衛策などを導入しているなら、なぜ、独立社外取締役がそれを承認しているか聞かれるであろう。また、その独立社外取締役が、監査に関与しているのなら、その内容も投資家とって重要である。さらに、独立社外取締役が複数であれば、それぞれの役割がどのようになっているかもポイントとなる。
また、投資家は、独立社外取締役の考えについても大きな関心がある。まず、独立社外取締役が、その企業のコーポレートガバナンスをどのように考えているかは、基本的な質問になる。次に問われるのは、その企業のコーポレートガバナンスの評価と改善点の指摘である。その改善に向けて、独立社外取締役がどのような貢献ができるかも説明する必要がある。
こうした投資家と独立社外取締役とのコミュニケーションを、既にはじめている企業もある。例えば、これまでも、一部の会社では、ディスクロージャー資料で、独立社外取締役のコメントや対話形式の意見を載せているところがあった。今後は、投資家と独立社外取締役との対話を掲載する企業も増えてくるのではないだろうか。また、投資家の方からも、独立社外取締役とのミーティング依頼も増えてくることが考えられる。そのためには、多くの企業で、こうしたミーティングを設定する必要が出てくるように思われる。

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